kotaro7247’s blog

妻を笑顔にするための、多忙なビジネスマンの手料理日記

上海留学:オフ会

オフ会

先日、同じ大学に留学していて、色々と仲良くさせて頂いている29歳のダイチさんという方が、「親戚の知り合いの子供」というちょっと、というかだいぶ遠い関係の人と、会うということになりました。
場所はカラオケ。
人数が足りないらしく、一緒に行こうと誘われ、風邪をごり押しして行って来ました。

最初に彼らと会ったとき、なんとなくその場の違和感には気づいたんですが……まさかやってしまいました。
そこは、中国人の『日本の戦隊モノ特撮マニア』のオフ会でした。
私たち二人は、そのオフ会に呼ばれた、まさに『日本人ゲスト』とのことでした。

いや、なにもマニアが悪いって言ってるわけじゃないんです。
マニアだからいい人とか、悪い人とか、そんな小さいこと、私は言いません。
けど、やはりどうしても許せないのは、日本人だから全員が全員特撮ヒーロー者が好き、というわけではないんです。

例えば、ある日本人が海外に行ったときに、別の外国人が、
「日本人だから野球すきなんだろ」
「日本人だからアニメ見てるんだろ」
なんてのを、鼻から決め付けて話しかけてきたら、それはちょっと失礼なんです。
つまり、それは個人を見ようとしてるんじゃなく、大きな全体でくくろうとする動きなんです。

例えば、韓国人の全員が辛いものが好きかというと、そうとは限りません。
比較的辛いのが好きな人が多いのは知ってますが、そうとは限りません。
例えば、海外では英語がしゃべれない国の代名詞は日本とフランスになってます。
外国人はそれをネタに平気で馬鹿にします。
フランス人は英語をしゃべれても、しゃべろうとしない人が多いです。
そんな頑固なところをみんな笑い話にします。
日本人は英語が聞き取れず、かつずっとニコニコしてるので、
そんな日本人の目の前で小ばかにしたような悪口を言って、それでもニコニコしてる日本人を見て笑い話にすることがあります。
私は英語がある程度わかるのに、目の前で「日本人? 英語なんてどうせわからないだろ」と目の前で平気で悪口を言われた経験もあります。

それはさておき、私は日本人の一部かもしれませんが、決して「私」=「日本人」ではありません。
これは外国人に限った話ではなく、日本人の中でもよく、このようなステレオタイプで外国人を理解しようとする考えの人がいます。特に外国に行ったことのない人はこのような考えをする方もよくいて、無意識に失礼極まりない会話をしてしまっているのを見ます。

今回のオフ会でも、「憧れの戦隊モノの、まさにその発祥の地、日本からきたこの日本人二人は、きっと戦隊モノが好きで、中国では少数であり、かつ理解されない私たちマニアを、きっと理解してくれるだろう!!」というような感じで迫ってきました。

はい。

そりゃぁ日本にもマニアはいて、中国と比べれば比較的その手のマニアは多いので、
彼らの気持ちがわからなくはありません。
いや、十分に理解できます。
しかし、人の名前も聞かずに、戦隊モノの話をどんどんふってきて、私たちのことを一切理解しようとはせず、そして、そこまで私たちが戦隊モノに興味を示さないと(示すことには示しますが、そんなキャーキャーは騒げませんので、)明らかに幻滅し、興味を失い……そんなのがどうしても堪えられなかったです。

わざわざ外国のアマゾンで購入した日本の特撮に関する雑誌や写真集を見せ合い、キャーキャー言ってる中、私たちはいったいどうやって接すればよかったのでしょうか。

なかなかシュールで、なかなか体験できないことを体験できました。
今となってはとても面白い一日でした。